インターネット接続のスピードが実際はどの程度なのか、気になりませんか? SPEED TEST を利用して無料でインターネットの接続スピードを計測することで、ダウンロード、アップロード、PING、ジッターがどの程度素早く機能しているかすぐにチェックすることができます。
インターネット接続の料金をプロバイダーに支払い、プロバイダーはその料金の定める接続条件を保証します。条件にはダウンロードのスピードだけでなく、データの読み込みや、レイテンシ、応答(PING)のスピードも含まれます。
しかし実際には、実測値が紙面に書かれている数値と大きく異なることがあります。技術上の問題やアグリゲーション(インターネットリンクのキャパシティーを複数のユーザーで共有すること)が原因で、長期間続くことも、短期間で済むこともあります。SPEED TESTは、この差異を確認し、実際の接続状態がどのようなものなのかをお知らせするものです。全部で数十秒の作業で、複雑な設定などは一切必要ありません。
ユーザー側の操作は、すべて単純なことです。インターネットブラウザの計測ボタンを直接クリックして、待つだけです。大切なのは、SPEED TESTを始める前に、コンピューターの機能やアプリケーションなど、インターネット接続のキャパシティーを消費する可能性のあるものをすべて切っておくことです。これらの機能等はテスト結果に影響を与え、正しい数値が出ないことになり、実態が何も明らかにならなくなってしまいます。
SPEEDTEST (スピードテスト)そのものの仕組みやバックグラウンドは複雑ですが、簡単に言うと、データのダウンロードまたは読み込みの状態を再現し、その状態で、データの移行がどの程度の速さで行われるかを計測します。速さの計測は、各地に分散された30台のテストサーバーのどれかを用いて行います。テストからどんなデータが得られるのでしょうか。
テストの結果からは、キーになる数値がすべてわかります。これによって接続の評価をすることができ、例えば別の料金設定や、あるいは別のプロバイダーに変更する判断材料に利用できます。主要な数値を下記に示します。
ダウンロードは、Mbit/秒を単位とし、コンピューターへのデータの移行の速度を表します。数値が大きい方が、より速いダウンロードを表し、インターネットサイトやメールの添付資料を開くまでの待ち時間が短くなります。家庭用のインターネット接続はたいてい不均衡です。つまり、ユーザー側へのデータの移行速度が、送信の場合より速いことが多いです。
データの送信(アップロード)は、テストの結果からわかる2番目の基礎数値です。これもMbit/秒の単位で表示され、どの程度の速さでデータをインターネットに送信できるかを表します。ダウンロードの場合と同様、数値が大きい方が有利です。クラウドへの保存やストリーミングの場合、アップロードの速度が重要です。数値が大きい方が、コンピューターからインターネットへのアップロードが速くなります。
3つ目の主要データは応答(PING)で、千分の一秒を単位とします。これは、数値が小さい方が有利です。とりわけオンラインゲームのユーザーにとっては重要で、ゲーム内の操作が遅れないようにするためには、サーバーからの素早い応答が必要になります。一般に40ms未満の場合がPINGが速いとされ、0から10msの範囲内なら言うことはありません。
テスト結果にはジッターも含まれます。千分の一秒単位でPINGの変化を表し、接続の安定性の指標になります。数値が少ない方が有利です。ジッターの数値が大きい場合、インターネット接続が不安定であることを意味します。
SPEED TESTの詳細な結果を見ると、理論上一定の時間で送受信できるデータの量をMB単位で知ることができます。データの量、つまり速度が十分かどうかを簡単に判断することができ、実務上の役に立ちます。ブログやウェブサイトをお持ちの方は、埋め込みコードを用いて、サイトで直接、無料の接続速度のテストを導入することができます。
インターネット接続は、昨日の状態が今日も変わらないとは限りません。SPEED TEST は定期的に、また接続速度が遅いと感じたときは是非行ってください。
結果はすぐにわかり、次にどうするかの判断材料になります。いずれにせよ、今日の社会では遅いインターネットは時間の損失です。